■北海道ツーリング2019Day4:糠南駅、豊富町、石油温泉、ジンギスカン、大規模草地放牧場
初めての北海道キャンプツーリングの旅
北海道ツーリング四日目の朝。
7月5日(金) 曇り
北海道の日の出は早い。
朝3:30頃には辺りは明るくなり、カラスが鳴き出す。
キャンプをしていると近くの方の物音や、テントのファスナー、バーナーの音で目が覚める。
北海道へ来る前は毎朝9:00起きだったのに、この3日間は3:30起きだから、人の習慣とは面白い。
朝起きたら、先ずはスマートフォンで今日の天気を調べ、ツーリングマップルでルートを調べるのが癖になっている。
今日のクッチャロ湖周辺から北側は曇り、そして雨予報だった。
朝の珈琲を飲みながら、ツーリングマップルと北海道ツーリングガイドを眺め、スマートフォンで検索する。
日本海側は午後には晴れ予報だったので、テントはそのままに、峠を超えて天塩方面へ行こうと決めた。
運が良ければ快晴のオロロンラインを走れるだろう。
糠南駅
【ツーリングマップルP56G5】に面白そうな駅舎があった。
物置が駅舎の糠南駅(ぬかなんえき)
昭和の雰囲気を残す木造駅舎の雄信内駅(おのっぷないえき)
クッチャロ湖キャンプ場から国道275号線、知駒岳を抜ける道道785号線、道道583号線と走り、宗谷本線「糠南駅」へ着いた。
本当に物置が駅舎だ(笑)
近ずいて見ると「ヨド物置」と書いてある。
駅舎を開けると時刻表があり、40分後に来るらしい。
こんな何も無い所に居るのもなんだと思ったが、線路を見るとここを走る列車はディーゼル車でキハかもと思い待つことにした。
列車を待っていると近くの農家の方に話しかけられた。
「よくこんな何も無い駅にくるね~」
「一日に一人降りたら珍しい駅なんだけどな~」
と。
確かに「北海道ツーリングガイド」には、
1日の平均乗車数が1人以下、鉄道ファンでなくとも現役の駅として存続するうちに、一度は見ておきたい、まさに本物の秘境駅だ。
とある。
周りに民家はないし、どんな人が使ってるのかと想像していたら列車がくる時刻になった。
踏切の音が鳴り出し、、程なくして来た!!
キハだ。
一日に数本の列車に会えるとは、運が良い!
糠南駅を後に、ジンギスカン、石油温泉で有名な豊富町へ向かう。
途中、ホクレンでガソリンを入れたら、お店の人が、
「千葉から来たんですか?」
「私も実家は千葉県なんです!」
と。
偶然なんで写真を一枚撮っておきました(笑)
石油温泉とジンギスカン
道は道道256線、121号線を北上し豊富町へ入った。
止まったのは温泉施設がある「豊富ふれあいセンター」。
【ツーリングマップルP56E2】
ここの温泉は石油成分が含まれていて、「油風呂」と呼ばれているそうだ。
風呂へ近づくと確かに石油の香りがする。
お湯の温度が二種類あり、ぬるめのお湯に入ることにした。
時間はまだ昼の11:00を過ぎた辺りだったが、地元の方が数人いた。
湯船に数分入っていると石油の匂いにも慣れる。
北海道へ来て初めての温泉だった。
風呂の次は昼飯だ。
このふれあいセンター内に、美味いジンギスカンがあると聞き食べる事にした。
本格的なジンギスカン料理だ!!
これで¥980は安い!!
そして美味い!!
今まで食べていたジンギスカンは何だったんだ!!
ビールが飲みたくなる…(笑)
大満足なランチタイムだった。
大規模草地放牧場
豊富町から道道106号線の日本海側へ出て、利尻富士、オトンルイ風力発電所を見ようと思ったが、途中の景色があまりにも綺麗で、また時間が経つのを忘れた。
吹く風も気持ち良く、スケールの大きさが北海道ならではだった。
辺りはこの時期満開の「エゾカンゾウ」が咲き、丘陵には何百頭もの牛が放牧されていた。
1時間以上この辺りを走っていたが、出会う車やオートバイは無かった。
まだまだこの辺りは北海道でもマイナーなスポットなのかも知れない。
此処もまた来たい場所だ!!
【ツーリングマップルP56E2辺り】
大規模草地放牧場の絶景にだいぶ時間を使ったので、利尻富士を諦めベースキャンプ地へ戻ることにした。
帰りは道道84号線を、クッチャロ湖のある浜頓別町へと走る。
二時間近く走ったが、民家もすれ違う車もオートバイも無く、鹿が何頭も道路を横切った。
これも北海道だ!
帰りは例の如くセイコーマートで夕飯とビールを買う。
この「うに昆布おにぎり」と「ざんぎ」は毎日食べている。
明日はいよいよ富良野!!
2019年7月5日(金)
走行距離:262km
支出:ガソリン¥1,264
飲食¥2,255
雑費¥660
宿泊¥200
合計:¥4,379
総計:¥40,642