■初めての北海道ツーリングでの総経費は?
初めての北海道キャンプツーリングの旅
2019年7月2日(火)~10日(水)まで、8泊9日の北海道ツーリングが終わり三週間。
この旅での経費をまとめてみた。
初めての北海道ツーリング、いったいいくら位必要なのか知りたいというライダーも多いはず。
自分も北海道へ行く前は、「いったいいくらあればいいんだろうか?」と何度も思った。
今年初めて北海道ツーリングへ行こうという方に、少しでも参考にして貰えれば良いし、自分自身の来年の為にも記録として残そうと思う。
北海道ツーリングでの総経費
総支出 : ¥98,068
フェリー : 新日本海フェリー ¥15,720
商船三井フェリー ¥25,980
高速料金 : 新潟まで ¥4,140
道東自動車道 ¥2,240
ガソリン代 : ¥12,974
飲食代 : ¥16,865
土産物 : ¥9,130
雑支出 : ¥4,109
宿泊費 : ¥1,900(全てキャンプ場)
予算は8泊9日ということもあり、10万円位かなと想像はしていたけど、ほぼ予算内だった。
総経費に対しての考察
行き帰りのフェリー代金は事前に支払っていた為、この9日間内での出費ではない。
半年前から「北海道ツーリング貯金」として毎月¥10,000を貯めていたのも良かったと思う。
北海道へは財布に現金を5万円持ち、スマートフォン決済用にPayPayに3万円をチャージしておいたが、北海道での飲食代、主にセイコーマートや、つるやドラッグはPayPayが使えキャッシュバックもあった。
北海道ツーリングでのPayPay決済はお勧めだ!
宿泊費は8泊全てがキャンプ泊だった為に、キャンプ場の利用料金のみとなっている。
高速料金に関しては、行きの新潟迄は予定していたが、8日目に急遽、富良野からタウシュベツ川橋梁へ行こうと計画変更をした為に、道東自動車道を往復したものだ。
雑支出の中には、コインシャワーや温泉、ランドリー、ホクレンフラッグ、虫除けスプレー等がある。
総評として
初めての北海道ツーリング、オートバイへ乗り始めてから今まで、なぜもっと早く行かなかったのかと思う程に楽しかった!
日々ツーリングマップルを見てはルートを検索し、予算を考え天気を気にした…。
この全てが最高の時間だった。
来年も必ず北の大地へ行こうと決め、ここに記録しておく。
■梅雨明けは海辺でデイキャンプ
梅雨が空けたと思ったら、よくも毎日毎日、暑い日が続くなと思う。
海辺でデイキャンプ
こんな暑い休日は、海辺でビール飲むに限るよね。
自宅からすぐ側の海辺へタープとクーラーボックス持って、波の音を聞いてきた。
おにぎり弁当作ってくれて、Stanleyのグロウラーには、ハイボール入れてさ!
コットで昼寝して、、
起きたら「片岡義男」を読む。
正しい休日の過ごし方かな (笑)
今日のタープはDODのチーズタープ。
ポリコットン(TC)だから、影が濃くて日陰が気持ち良いんだ。
Stanley(スタンレー)のグローラーとマグジョッキも夏のキャンプには、ホントにお勧めするな!
以前書いたスタンレーの記事はこちら
■北海道ツーリング2019Day9:商船三井フェリー、大洗港、帰宅
初めての北海道キャンプツーリングの旅
7月10日(水) 晴れ
もう、三週間も前の事なんだが、この北海道ツーリングの事は今でも鮮明だし、朝起きると「今日はカラス鳴いてねーな!」と思ってしまう。
商船三井フェリー
フェリーの部屋には、TVも着いていて快適そのものだった。
行きの「新日本海フェリー」も快適だったが、「商船三井のさんふらわあ号」は更に快適で申し分無い。
船室は満席という訳ではなく、ジグザグに空いているという感じだった。
これが八月だと満室なのかな??
7/9の夕方に出航し、翌日の10日14:30に茨城県の大洗港に着いた。
これで、北海道ツーリングは終わる。
フェリーからはオートバイが最後に出る事になった。
大洗港での出迎え
フェリーから降りると手を降ってる二人組がいた。
渡そうと思っていた土産物ぶら下げていたので丁度良かった!!
しかし、嬉しいものだな♪
出迎えなんて。。
ありがとう!
無事に帰着した
大洗港からは国道51号線を南下し、約50km走り夕方前には無事に帰着した。
8泊9日の初めての北海道ツーリングは、これで終わった。
また来年も必ず行こう!!
北海道、最高だよ。
ライダーが憧れるのもわかるし、毎年行く訳もわかる。
ありがとう北海道。。
■北海道ツーリング2019Day8:赤い屋根のある家、夕張メロン、苫小牧港、フェリー
初めての北海道キャンプツーリングの旅
7月9日(火) 晴れ
初めての北海道ツーリングも最終日となった。
北海道へ来てからというもの、毎朝4:00前には起き、20:00過ぎには寝ている…。
やはり、カラスの鳴き声と同じに目が覚めた。
この、日の出公園キャンプ場には結局三泊お世話になったのだが、思い出深いキャンプ場になった。
三週間もいる方、定年退職しジムニーで北海道を三ヶ月掛けまわってる方、同じ千葉県からのライダー、
皆ありがとうございました。
キャンプ場の丘の上にはラベンダー畑が広がっている。
夕陽を浴びるラベンダーが何とも言えなく美しいキャンプ場だ。
11:00に、このベースキャンプを撤収すれば、余裕を持って苫小牧港まで行ける。
モーニング珈琲を飲み、朝4:00過ぎにカメラと三脚を持ちキャンプ場を出る。
既に日課となった朝ツーリングだ。
かみふらの八景 旭野やまびこ高知
最終日に先ず向かったのは、かみふらの八景の一つ、旭野やまびこ高知
天気良ければ、十勝岳連峰が目の前にそびえ立つ絶景スポットなのだが、富良野へ来て三度此処へは行ったが、未だに十勝岳連峰は影さえも見えていない…。
「くそっっ…!」心の中で吐き捨てる。
今年は見れずじまいかと思い、美瑛へと向かう。
赤い屋根のある家
美瑛の丘も沢山回ったが、「赤い屋根のある家」のある丘はなかなか見つけられず、ツーリングマップルで何となく場所取りは分かり、スマートフォンでも近くまで行っているのに二度ほど探したがダメだった。
今日、帰るんだ。
と早朝から「千代田の丘」、「三愛の丘」、「新栄の丘」と「赤い屋根のある家」の近くの丘を周り、赤い屋根の家を探す。
北海道には赤い屋根の家なんて五万とあり、何処だよ…!
と思っていた時に、ある丘の下の方の遠くに赤い屋根が見えた。
何度も何度もここは通った道だったのに、、、
あっと思い、スマートフォンで「赤い屋根のある家」を検索してみる。。
同じ屋根の形だ!
「見つけた!!!」
二時間近く周辺を走り回り、ようやく「赤い屋根のある家」を見つけた♪
赤い屋根のある家 【ツーリングマップルP69C5】
あの丘の上からも、見てみたいと道を探し行ってみた。
折り重なる丘に広がる畑にポツンとある真っ赤な赤い屋根の家は印象的だった。
美瑛駅
何気に寄ったJR美瑛駅、駅舎が石で出来ている変わった駅だ。
JR富良野線 美瑛駅 【ツーリングマップルP69C3】
美瑛軟石を使っているらしく、駅前の情報館で観光マップを入手出来る。
最後に「美瑛の丘達」にお別れを言おうと、時間の許す限り廻ってきた。
早朝の「ケンとメリーの木」
朝日を浴びる「麦畑」
ラベンダー畑のある「かんのファーム」
ジエットコースターの路
かみふらの八景 「パノラマロード江花」
ここまで周り、遠くに十勝岳連峰が薄らと見えてきてるのが分かる!!
三日間お世話になった、日の出公園キャンプ場を撤収し、富良野を去る前にもう一度「旭野やまびこ高知」へ行ってみた。
かみふらの八景 「旭野やまびこ高知」
ようやく、ようやく見えた!!
最後の最後で…。
「天気の神様ありがとう~」と心の中で叫んだ。
夕張メロン
富良野を後に、フェリーの待つ苫小牧港へと向かう。
国道237号線から、日高市街をパスする道道610号線、274号線を走り「夕張市」へ入る。
「道の駅夕張ロード」で休憩をし、夕張メロンを食べてみる。
カットメロンを500円で食べたが、正直に言って、「富良野メロン」の方が美味い!!
個人的な感想だが、甘さも食感も「夕張メロン」より「富良野メロン」の方が美味かったよ!!!
だけど、このお値段…(笑)
まあブランドメロンだから仕方ないかと思い、お土産は夕張メロンではなく、、
夕張メロン味のカプリコで済ます。
苫小牧フェリーターミナル
夕張からは一度ガソリンを入れ、国道234号線を苫小牧港フェリーターミナルへと一直線で到着する。
オートバイを止め、フェリー乗船手続きを済ます。
乗船待ちのオートバイを見ると、
宗谷岬で、道の駅で、日の出公園キャンプ場でと様々なところで出会ったホッカイダー達だ!!
きっと向こうも同じに思っているだろうと、会話は無いがお互い会釈だけはする。
いよいよ北海道とのお別れの時が来た。
苫小牧港から茨城県大洗港へと商船三井「さんふらわあ さっぽろ号」へ乗船する。
皆、思い思いの北海道ツーリングを楽しんできたんだろーな。
いよいよ出航。
さらば北海道!!
必ず来年もくるぞ!!!
ホントに楽しかった北海道キャンプツーリング!!
色々な出会いにも感謝。
2019年7月9日(火)
走行距離:419km
支出:ガソリン¥1,195
飲食¥3,295
雑費¥0
土産¥3,980
フェリー¥25,990(事前に前払い)
合計:¥34,460
総計:¥93,068
■北海道ツーリング2019Day7:タウシュベツ川橋梁
初めての北海道キャンプツーリングの旅
7月8日(月) 晴れ
ベースキャンプ地の上富良野から、道東自動車道を使い帯広まで来た。
行き先は「タウシュベツ川橋梁」だ。【ツーリングマップルP34E3】
昨日ベースキャンプ地にしている、日の出公園キャンプ場で洗濯をしていた時の情報で、急遽来てしまった。
タウシュベツ川橋梁を見るには三通りあり、
一つ目は、タウシュベツ展望台から見る。
二つ目は、ツアーに参加する。(¥3,000位)
三つ目は、上士幌市街の森林管理署へ行き、入場許可証を貰い林道ゲートの鍵を借りる。
という方法だ。
今回は、この三番目の森林管理署へ行き許可証を貰い鍵を借りる方法を選んだ。
橋を触れる距離まで行ける(実際に触ってはダメですが)、こんな機会はそうそう無いという事だからだ。
上士幌町の森林管理署
正式名称は「十勝西部森林管理署 東大雪支署」。
この森林管理署にある林道ゲートの鍵は全部で「12個」しかない。
そして、この管理署が開くのは午前8:30だ。
同じような考えの人がいてもおかしくは無いので、念の為7:30に着くように行った。
上士幌の街中にあり、場所を探しながらも何とか7:40には着いた。
幸い、誰もいない!
「一番のりだ!」
8:30になる頃には6人位が並んでいた。
身分証明書を提出し、書類に必要な事を描き通行許可証とゲートの鍵を受け取る。
1番札が気持ち良い♪
上士幌町からタウシュベツ川橋梁のある、糠平三股林道までは30分くらいだ。
タウシュベツ川橋梁
途中、糠平湖を見ながら、タウシュベツ展望台を横目に林道へと入る。
糠平三股林道のゲートがあった。
三日前にこの林道にヒグマが出たらしく、森林管理署の係の人がくれぐれも注意してくれと…。
言っていたのを思い出す…。
ゲートを開け、W650を入れもう一度鍵を掛ける。
胸の高鳴り、ドキドキが止まらない…。
約4~5kmダートを走り行き止まりとなる。
ここからはW650を置いて歩く事に。
数百メートル歩くと、それは突然現れた!!
「…。」言葉にならない景色
写真を撮っているとツアーの方が後ろから来て、下へ降りて行った。
せっかくだ!近くまで行ってみる!
タウシュベツ川橋梁はなんでも、10年前はこの橋の上を歩いて渡れたそうだ。
この形が残っているのも後僅からしい。
それ程老朽化しているのだとか…。
Stanley(スタンレー)のボトルに珈琲を持ってきていたので、時間が許す限りゆっくりする事にした。
独特のアーチ状の姿が美しい!
糠平湖の水位は、その年により変動するらしく、水没して見れない期間やその水没時期が異なるらしい。
その為に「幻の橋」と呼ばれている。
今回は良い情報を貰い、天気にも恵まれてこの「幻の橋、タウシュベツ川橋梁」が見れた!
今年、これから北海道ツーリングへ、というライダーの皆には是非ともお勧めしたいスポットだ!!
■北海道ツーリング2019Day7:幾寅駅、タウシュベツ川橋梁、十勝牧場の白樺並木、ナイタイ高原牧場
初めての北海道キャンプツーリングの旅
7月8日(月) 晴れ
早朝3:000
今日はカラスが鳴き出す時間よりも早く目が覚める。
昨日、タウシュベツ川橋梁の情報を聞き、今日の予定を全て変更した。
今日の目的地は「タウシュベツ川橋梁」だ!
幾寅駅~鉄道員のロケ地~
カメラと三脚を持ち、キャンプ場の外までW650を押してエンジンを掛ける。
道道253号線から国道38号線へ入り樹海峠を超える。
道の駅南ふらのを過ぎると、映画鉄道員のロケ地となった根室本線「幾寅駅」があった。
【ツーリングマップルP25F2】
撮影当時のまま残っているらしいが、時間はまだ朝の5:00前だ。
もちろん開いてはいない。
駅舎が昭和の雰囲気を醸し出していて、何とも良い感じだ!
十勝牧場の白樺並木
先を急ぎ、幾寅峠を超え道東自動車道トマムICへ滑り込んだ。
情報によれば牧草地の中を走る高速道路らしいが、酷い霧で全く前が見えない。
カッパは持ってきているが、ゴアテックスのジャケットなので大丈夫だろうとそのまま帯広まで走る。
音更帯広ICで降りた時間は6:00前。
まだまだ上士幌町の森林管理署が開くまで2時間以上もある。
上士幌町へ行く途中の十勝牧場へ寄ることにした。
十勝牧場の白樺並木【ツーリングマップルP26E4】
道道133号線から十勝牧場の入り口へ向かい1km近い白樺並木。
街道の両側に白樺並木が立ち並び、北海道ツーリングらしいスポットに出会えた!
砂利道だかスピードを出さなければSSでも十分走れるだろう。
タウシュベツ川橋梁
昨日の情報でタウシュベツ川橋梁へと向かう為に、上士幌町の森林管理署へ行き林道の鍵を受け取る。(詳しくはこちらを)
国道273号線を走り、タウシュベツ川橋梁のある糠平湖を目指す。
糠平温泉郷を過ぎると雲ひとつない快晴になり、タウシュベツにワクワクする。
国道から林道へ入り、4~5km走ったところにそれはあった。
タウシュベツ川橋梁 【ツーリングマップルP34E3 】
「…。」(言葉にならない)
「凄い!!」
ホントに凄いの一言だった。
ナイタイ高原牧場
タウシュベツの帰りに、林道ゲートの鍵を返しに行こうと上士幌町へ戻る途中、「ナイタイ高原牧場」へ寄る事にした。
時間はまだ朝の10:00前だ。
道道806号線を駆け上がる。
高原の途中から霧が凄くなり、高原牧場へ着くと、辺りが全く見えなくなっていた。
高原牧場のレストハウスには、オシャレなカフェがあったが特に入る気にも慣れず、このままナイタイ高原牧場を後にした。
富良野メロン
道東自動車道を富良野へ向け走り、トマムICで降りる。
「かなやま湖」を巡り国道38号線から富良野へ戻ってくる。
途中、富良野メロンの看板が彼方此方にある道路に出、1軒の店へ寄ってみた。
富良野メロンを試食する。
「美味い♪」
もちろん初めて食べたのだが、糖度がかなりありそうで、実もしっかりしている。
お土産に買うことにして、送って貰うことにした。
この時、時間はまだ15:00過ぎだった。
キャンプ地へ帰る前に
かみふらの八景へ寄ってみることにしたが、この日もまた十勝岳連峰は見れずじまい。
16:00過ぎには日の出公園キャンプ場へ帰り、コインシャワーで汗を流し、ビールを飲む。
明日はいよいよ、北海道ツーリング最終日。
どんなルートで苫小牧まで行くか、ツーリングマップルと睨めっこだ。
2019年7月8日(月)
走行距離:426km
支出:ガソリン¥2,395
飲食¥2,111
雑費¥200
土産¥5,150
宿泊¥500
合計:¥10,361
総計:¥63,566
■北海道ツーリング2019Day6:富良野、八幡丘、かみふらの八景、日の出公園キャンプ場
初めての北海道キャンプツーリングの旅
7月7日(日) 午後 晴れ
富良野駅そばの唯我独尊でオムカレーを食べ、観光客が少なくなる夕方まで昼寝しようと、ベースキャンプ地の日の出公園キャンプ場へ帰ろうとした。
国道23号線をそのまま帰るのは面白くないので、ツーリングマップルおすすめルートの道道544号線から道道253号線を走ってみた。
北の国からのロケ地やCMやドラマにも出てくる景色がある「八幡丘」を駆け抜ける。
【ツーリングマップルP68D5】
この丘を駆け上がりたかったが、自制しここまでとした。
洗濯
日の出公園キャンプ場へ着き、洗濯物が溜まっている事を思い出す。
昼寝前に洗濯をする事にした。
このキャンプ場は管理棟に、コインシャワーとコインランドリーが設置されている。
もちろん、乾燥機付きだ。
ランドリーで洗濯機を回してる時の事。
このキャンプ場に三週間滞在してると言うキャンパーと話し込むことになった。
タウシュベツ川橋梁へ行ってきたのか…?と。
その方曰く、今年のタウシュベツは周辺の積雪が少なく、川に水が無いから触れる距離まで近寄れると!
こんな機会は30年北海道へ来ているが、そうそう無いと…。
行くなら展望台からではなく、林道のゲートの鍵を借りてくぐって行った方が良い…と。
しかもその鍵は12個しかなく、森林管理署で申請して許可証を貰わなければならない…と。
その為には森林管理署が開く朝8:30前に着いて無いと無理らしい…と。
洗濯を干しながら、明日の予定を変更するか悩んでいた。
天気予報は、タウシュベツ川橋梁のある糠平湖周辺は晴れだ。
キャンプ場の上富良野町から森林管理署のある上士幌町までは3時間弱。
結論は今夜出そうと、取り敢えず昼寝をする事にした。
かみふらの八景
16:30にスマートフォンのアラームで目が覚める。
例の如くカメラと三脚を持ちW650が待っている駐車場へと行く。
この時間になるとファミリーキャンパーは皆居なくなり、キャンプ場はがらんとしている。
かみふらの八景 旭野やまびこ高知
【ツーリングマップルP33F3】
此処は十勝岳連峰が見れる、かみふらの八景の一つだが霞んで見えない。
また明日リベンジだ。
かみふらの八景 ジエットコースターの路
【ツーリングマップルP69B6】
深山峠西側にある丘陵地にアップダウンが連続する、まるでジエットコースターのような路だ!
ジエットコースターの路近くにある、「名もなき丘に立つ木」…。
北海道はこんな名もなき素敵なスポットにいくらでも出会えるから凄い!!
かみふらの八景 パノラマロード江花
【ツーリングマップルP68C1】
十勝岳連峰は霞んでいるが、それでも気持ちの良い直線道路だ。
帰りは上富良野駅そばの弁当屋、駅前弁当で名物の「さがり弁当」を買おうと思って行ったが、日曜日で休みだった。。
ガソリンを入れ、例によってセイコーマートで晩御飯を買い、ベースキャンプ地へ着く。
キャンプ場の管理棟で、シャワーを浴びビールを飲みながら明日の計画を立てる。
決めた!!
明日は予定を変更して、早朝からタウシュベツ川橋梁を目指すことにする。
出発は早朝4:00だ。
2019年7月7日(日)
走行距離:267km
支出:ガソリン¥1,731
飲食¥4,008
雑費¥800
宿泊¥0 (前日に支払済)
合計:¥6,539
総計:¥53,205
■北海道ツーリング2019Day6:青い池、唯我独尊、美瑛の丘、かみふらの八景
初めての北海道キャンプツーリングの旅
7月7日(日) 晴れ
北海道の日の出は早い。
朝3:30頃には明るくなりカラスが鳴き出す。
目覚ましを4:00にセットしておいたが、外の物音で目が覚めた。
北キツネとブーツ
犬??
かと思ったけど、どうやらキツネのようだ。
隣のテントの残飯かゴミ袋を漁ってるのかと思っていたが、違った。
よく見ると梅雨明けブーツをかじっているようだ。
流石に見ていられずに追い払ってあげたが、隣のライダーの人も目が覚め驚く!!
もう、そのブーツは履けそうもないくらいにボロボロにされていた…。
後ほど、管理人に報告したらキツネはブーツが好きらしく、かじったり巣に持ち帰ったりするそうだ。
これから北海道キャンプツーリングへ行こうというライダー、キツネには要注意!
青い池
4:30近くにキャンプ地を出る。
連泊しようと奥の方にテントを貼ってたから気が付かなかったが、凄い数のキャンパーだ。
日曜日という事もあるのだろう!
W650のエンジンを掛けるのを躊躇い、キャンプ場の外まで押して行く事にした。
朝の4:30ではまだ殆どの人は夢の中だよね…。
道道281号線を十勝岳スカイラインへ駆け上がっていく。
まだ朝靄があり、気温も12℃位。
スカイラインには車もオートバイも1台も走っていない。
道沿いにはラベンダーが咲いていてかなり気持ちがいい道だ。
無料露天風呂の吹上露天の湯を通り、道道966号線へ入ると、一気に高度を下げて行く。
白樺並木の街道に入ると「青い池」の入り口看板があった。【ツーリングマップルP33G2】
駐車場へW650を止め、歩いて2~300mだろうという辺りに「青い池」はあった。
確かに神秘的だ。
立ち枯れたカラ松がまた神秘さを増してる!
早朝5:00すぎと言うのに観光客が何人も居た。
皆、日曜日の混雑を避けて朝早く来たのだろう。
さあ美瑛の丘巡りへ!
就実の丘
道道966号線から道の駅「びえい丘のくら」で缶コーヒーを飲み、ツーリングマップルを眺め、午前中のルートを大まか決める。
向かったのは大雪山と十勝連峰を一望出来るという「就実の丘」へ!【ツーリングマップルP69D2】
天気は良いのだが、十勝岳連峰は霞が掛かっている。
気温が高いからだろう。
時間はたっぷりあるので、少し待ってみる事にした。
二日前にヒグマが出たらしく、注意の看板が…。
就実の丘の反対側が、意外と絶景である事に気付く。
霞が無くなるまでの間こちら側で時間を潰す事にした。
結局、十勝岳連峰は見れずじまいに終わる。
美瑛の丘巡り
十勝岳連峰の裾野からなだらかに続く美瑛の丘一帯は、色々な作物や花畑が広がりまるでパッチワークのようで、「パッチワークの丘」とも呼ばれている。
植えられる作物は毎年毎年違う為に、同じ風景には二度と会うことはない、まさに「一期一会」の眺めだ。
ケンとメリーの木 【ツーリングマップルP69】
マイルドセブンの丘 【ツーリングマップルP69】
セブンスターの木 【ツーリングマップルP69】
ジエットコースターの路 【ツーリングマップルP69】
と一気に走り、写真を撮りまくった。
道路が狭い所もあるので、オートバイを止める際には注意が必要だが、何処も景色は格別だ。
唯我独尊で絶品カレー
時計を見ると10:00を回っていた。
ランチは富良野の名店「唯我独尊」でカレーを食べようと思っていた。
【ツーリングマップルP68B5】
お店のオープンは11:00だが日曜日ということもあり、混むかも知れないと早めに行った。
店には10:40頃に着いたが、既に8人オープンを待っていた。
メニューは何とも段ボール製だ(笑)
アジがある!
オープン時間には30人は並んでいた。
店に入ると店員さんが手際よく店の中まで誘導してくれた。
注文したのは、オムカレーに自家製ウインナーのトッピングだ。
お米は富良野産100%!
品種や生産農家まで分かる丁寧さだ。
カレーに使う小麦粉や玉ねぎなどの野菜も富良野で採れたもの。
こだわり抜いた食材の良さが伝わってきた!
合言葉を言うとルーのおかわりが出来るというのも面白い!
「ルールルルル」
お客さん皆が合言葉を言い、ルーのおかわりをする。
少し恥ずかしいが、このルーはおかわりをする価値はある。
お腹も一杯になり午後からは何処を回ろうかとツーリングマップルを再び見る。
しかし、日曜日だし観光客で何処も賑わってるだろうと、一度ベースキャンプへ戻り洗濯をして昼寝をする事にした。。
昼寝から起きたらまた考えよう♪
■北海道ツーリング2019Day5:旭川ラーメン、日の出公園オートキャンプ場、かみふらの八景
初めての北海道キャンプツーリングの旅
7月6日(土) 晴れ
クッチャロ湖の湖畔に二泊し、いよいよ美瑛、富良野へ。
さらばクッチャロ湖、楽しいひと時をありがとう。
クッチャロ湖を後に、国道275号線を南下し、音威子府、美深、名寄と走り旭川へ入った。
旭川ラーメン
先ず向かったのは「旭川ラーメン村」!
此処は8軒のラーメン屋が集まってる。【ツーリングマップルP64H3】
ラーメン青葉かラーメン山頭火の、どちらかで昼飯を食べようと思っていた。
土曜日の昼時ということもあり、どの店も混んでる。
しかも青葉は店の外まで15人位の人が並んでる。。
山頭火も店の外まで5人並んで居たが、ここの最後尾に並んだ。
15分くらい並んで店に入れた。
メニューはカウンターに貼ってある。
注文したのはもちろん塩ラーメン!
旭川ラーメンは塩だよね。
ちぢれ麺も美味かったが、スープが最高に美味しかったな!
来たぞ美瑛、富良野
国道237号線、通称花人街道を走っていると
「富良野、美瑛」の看板が。。
気分が高まる!!
ついに来た美瑛!
ついに来た富良野!
所々に美瑛の丘丘の案内看板、あの道の看板とあるが、先ずは今日からのベースキャンプ地へ向かう。
上富良野町の日の出公園キャンプ場。
【ツーリングマップルP33E3】
ここが今回の北海道ツーリング後半の拠点だ。
キャンプ場のレポートは後ほど詳しく記事にするとして、此処、上富良野は美瑛や富良野へ行くのに便利で、最近話題の「かみふらの八景」のある街でもある。
十勝岳スカイライン【ツーリングマップルP33G3】の沿線上にあるのにも関わらず、街中にも近い。
チェックインをして設営が終わったのは15:30頃だった。
まだまだ陽は高い。
カメラと三脚を背負い、上富良野の名所となった「かみふらの八景」へと向かう。
かみふらの八景 パノラマロード江花
【ツーリングマップルP33D3】
約5km弱にわたり直線道路が十勝岳連峰に下りながら伸びる。
緑の中に吸い込まれるような感覚になる道だ。
両脇の麦畑の景観にも圧倒される。
此処へは明日もゆっくり来ようと思い、夕飯を買ってベースキャンプへ戻る事にした。
夕飯は、日の出公園キャンプ場近くのセイコーマートで。
またまた、「ざんぎ」だ。
しかもスパイシーと普通の味との食べ比べ!
どちらも美味い♪
セイコーマート恐るべしだ!
キャンプ場の管理棟にあるコインシャワーで身体を流し、早々と寝る事にする。
明日は4:00起きで美瑛の丘へ向かう
2019年7月6日(土)
走行距離:281km
支出:ガソリン¥1,044
飲食¥3,780
雑費¥200
宿泊¥1,000(二日分)
合計:¥6,024
総計:¥46,666
■北海道ツーリング2019Day4:糠南駅、豊富町、石油温泉、ジンギスカン、大規模草地放牧場
初めての北海道キャンプツーリングの旅
北海道ツーリング四日目の朝。
7月5日(金) 曇り
北海道の日の出は早い。
朝3:30頃には辺りは明るくなり、カラスが鳴き出す。
キャンプをしていると近くの方の物音や、テントのファスナー、バーナーの音で目が覚める。
北海道へ来る前は毎朝9:00起きだったのに、この3日間は3:30起きだから、人の習慣とは面白い。
朝起きたら、先ずはスマートフォンで今日の天気を調べ、ツーリングマップルでルートを調べるのが癖になっている。
今日のクッチャロ湖周辺から北側は曇り、そして雨予報だった。
朝の珈琲を飲みながら、ツーリングマップルと北海道ツーリングガイドを眺め、スマートフォンで検索する。
日本海側は午後には晴れ予報だったので、テントはそのままに、峠を超えて天塩方面へ行こうと決めた。
運が良ければ快晴のオロロンラインを走れるだろう。
糠南駅
【ツーリングマップルP56G5】に面白そうな駅舎があった。
物置が駅舎の糠南駅(ぬかなんえき)
昭和の雰囲気を残す木造駅舎の雄信内駅(おのっぷないえき)
クッチャロ湖キャンプ場から国道275号線、知駒岳を抜ける道道785号線、道道583号線と走り、宗谷本線「糠南駅」へ着いた。
本当に物置が駅舎だ(笑)
近ずいて見ると「ヨド物置」と書いてある。
駅舎を開けると時刻表があり、40分後に来るらしい。
こんな何も無い所に居るのもなんだと思ったが、線路を見るとここを走る列車はディーゼル車でキハかもと思い待つことにした。
列車を待っていると近くの農家の方に話しかけられた。
「よくこんな何も無い駅にくるね~」
「一日に一人降りたら珍しい駅なんだけどな~」
と。
確かに「北海道ツーリングガイド」には、
1日の平均乗車数が1人以下、鉄道ファンでなくとも現役の駅として存続するうちに、一度は見ておきたい、まさに本物の秘境駅だ。
とある。
周りに民家はないし、どんな人が使ってるのかと想像していたら列車がくる時刻になった。
踏切の音が鳴り出し、、程なくして来た!!
キハだ。
一日に数本の列車に会えるとは、運が良い!
糠南駅を後に、ジンギスカン、石油温泉で有名な豊富町へ向かう。
途中、ホクレンでガソリンを入れたら、お店の人が、
「千葉から来たんですか?」
「私も実家は千葉県なんです!」
と。
偶然なんで写真を一枚撮っておきました(笑)
石油温泉とジンギスカン
道は道道256線、121号線を北上し豊富町へ入った。
止まったのは温泉施設がある「豊富ふれあいセンター」。
【ツーリングマップルP56E2】
ここの温泉は石油成分が含まれていて、「油風呂」と呼ばれているそうだ。
風呂へ近づくと確かに石油の香りがする。
お湯の温度が二種類あり、ぬるめのお湯に入ることにした。
時間はまだ昼の11:00を過ぎた辺りだったが、地元の方が数人いた。
湯船に数分入っていると石油の匂いにも慣れる。
北海道へ来て初めての温泉だった。
風呂の次は昼飯だ。
このふれあいセンター内に、美味いジンギスカンがあると聞き食べる事にした。
本格的なジンギスカン料理だ!!
これで¥980は安い!!
そして美味い!!
今まで食べていたジンギスカンは何だったんだ!!
ビールが飲みたくなる…(笑)
大満足なランチタイムだった。
大規模草地放牧場
豊富町から道道106号線の日本海側へ出て、利尻富士、オトンルイ風力発電所を見ようと思ったが、途中の景色があまりにも綺麗で、また時間が経つのを忘れた。
吹く風も気持ち良く、スケールの大きさが北海道ならではだった。
辺りはこの時期満開の「エゾカンゾウ」が咲き、丘陵には何百頭もの牛が放牧されていた。
1時間以上この辺りを走っていたが、出会う車やオートバイは無かった。
まだまだこの辺りは北海道でもマイナーなスポットなのかも知れない。
此処もまた来たい場所だ!!
【ツーリングマップルP56E2辺り】
大規模草地放牧場の絶景にだいぶ時間を使ったので、利尻富士を諦めベースキャンプ地へ戻ることにした。
帰りは道道84号線を、クッチャロ湖のある浜頓別町へと走る。
二時間近く走ったが、民家もすれ違う車もオートバイも無く、鹿が何頭も道路を横切った。
これも北海道だ!
帰りは例の如くセイコーマートで夕飯とビールを買う。
この「うに昆布おにぎり」と「ざんぎ」は毎日食べている。
明日はいよいよ富良野!!
2019年7月5日(金)
走行距離:262km
支出:ガソリン¥1,264
飲食¥2,255
雑費¥660
宿泊¥200
合計:¥4,379
総計:¥40,642
■北海道ツーリング2019Day3:エサヌカ線、クッチャロ湖
初めての北海道キャンプツーリングの旅
北海道ツーリング三日目の午後。
稚内市~猿払村~浜頓別町へ
エサヌカ線
稚内森林公園キャンプ場を後にし国道238号線を宗谷岬方面へ走る。
途中、道道1077号線を右折し、宗谷岬をショートカットしてオホーツク海の海岸線へ出る。
稚内を出る時は快晴だったのに、オホーツク海へ出た途端にどんよりしている。。
今日の夕陽をクッチャロ湖で見ようと思っていた計画はハズレなのか??
そんな事を思いながら猿払村へ入った。
途中「道の駅さるふつ公園」へ寄るも、天気は冴えず、ますますクッチャロ湖の夕陽が気になってしょうがない。
国道238号線を南下してるうちに、エサヌカ線入口の看板があった。
【ツーリングマップルP58K4】
クッチャロ湖の事で頭が一杯だったが、エサヌカ線入口の看板で、思い出した!!
「エサヌカ線!そうか!!
エヌサカかと思っていたけど、エサヌカじゃねーか(笑)」
半年間、ツーリングマップル見ても、北海道ツーリング雑誌を見ても、「エヌサカ」だと思っていた自分は急に我にかえった。
地平線と空が繋がっている道。
何処までも、何処までも真っ直ぐな道。
北海道へ来てるんだな~とあらためて実感した。
何か込み上げてくるものすらあった。
こんな真っ直ぐな道で一人ぼっちで、1時間近くいただろうか??
時計を見た時は14:00を回っていて、先へ急ごうとエサヌカ線を後にした。
クッチャロ湖キャンプ場
猿払村からクッチャロ湖のある浜頓別町へは、直ぐだった。
途中ガソリンを入れ、クッチャロ湖へ着いたのは15:30頃。
【ツーリングマップルP57C2】
浜頓別町へ入る頃には快晴だった。
これは、夕陽が期待出来るぞ!!
キャンプ場はこのクッチャロ湖の湖畔にあり、チェックインを済ます。
キャンプ場の詳しい事は後ほど記事にしますが、この綺麗さと管理の良さ、隣には温泉とランドリーも併設されていて¥200とはおそれいった!!
北海道でのキャンプが止められないというライダーの気持ちがよく分かる。
荷物を降ろし、設営し日が沈むまではまだまだ時間があるので、クッチャロ湖周辺を探索することにした。
ツーリングマップルを見ると、クッチャロ湖周辺は小高い丘があり、そこは「クローバーの丘」とあった。
【ツーリングマップルP57A1】
「クローバーの丘」、スマートフォンで検索してもあまり情報は無かったが、カメラと三脚を背負い行ってみることにした。
緩やかなアップダウンと軽快な道が続き、クッチャロ湖を見下ろせる感じの丘までやってきた。
しかし、「クローバーの丘」とは無かったが風も気持ち良く暫くは此処にいた。
街中でビールとツマミを買い、キャンプ場へ戻り夕陽を待つ。
北海道の日の入りは遅い。
19:00過ぎだったろうか、辺りがドンドン紅く染まっきた。。
「…。」
言葉にできない。。
凄い!!としか言いようがない。
クッチャロ湖へ来て良かった。
この夕陽は生涯忘れる事がないだろう。
2019年7月4日(木)
走行距離:219km
支出:ガソリン¥499
飲食¥3,477
雑費¥0
宿泊¥200
合計:¥4,176
総計:¥36,263
■北海道ツーリング2019Day3:北防波堤ドーム、宗谷丘陵、白い道
初めての北海道キャンプツーリングの旅
北海道ツーリング三日目の朝。
7月4日(木) 晴れ
稚内森林公園キャンプ場
昨夜はよく寝れた!
そして、朝起きて何かとてもスッキリしていた。
稚内市内の高台にある「稚内市森林公園キャンプ場」で野営した朝だが、ここのキャンプ場は無料なのに、皆のマナーがとても良い事に驚いた。
ベテランキャンパーから見るからに初心者キャンパーもいれば、ここに1ヶ月「暮らしている」という強者もいた!
良く整備されており、ゴミ箱も分別に置いてあり、トイレもキレイで夜も静か。
ここに連泊しようと決め、ツーリングマップルを見ながら今日の計画をたてた。
稚内港北防波堤ドーム
野営地からほんの5分位の所にある「稚内港北防波堤ドーム」。
【ツーリングマップルP65C2】
北海道遺産にも指定され、世界的にも珍しいドーム型の防波堤だ。
まるで、写真で観た古代ローマの建築物のようだった。
この防波堤内での「野営は禁止」と注意書きがあるにも関わらず、早朝5時過ぎに行った時にはテントが3張あった…。
とても残念に思ったな。
その野営してたテントを隠すようにローアングルで写真を撮りまくる。
気付けば1時間近く経っていた。
宗谷丘陵
昨日の夕方に訪れた「宗谷丘陵」へと向かう。
【ツーリングマップルP58右図】
稚内市内は快晴だったのに、宗谷の方はどんよりと曇っている。
そしてその黒い雲がドンドン近くなっている。。
そして突然雨。。
近くのセイコーマートに避難し、ホット珈琲とクロワッサンを買い天気を見守る事にした。
スマートフォンの雨雲レーダーを見ても雲は無い。
直ぐに通り過ぎると思い店内でまったりしていると、晴れ間が出てきた。
「…。」凄い!!!!
昨日は曇っていてこれ程とは思わなかった。。
なだらかな丘に、牧草地の緑と、空と海の青さ。
国道238号線から道道899号線へ入ると、晴れ間と流れてくる雲に何とも不思議な空間を感じた。
途中に野生の鹿が何頭も道路を横切り、更に不思議な場所だなと。
再び白い道へ
今日の目的のひとつ「最北の白い道」へと。
雄大な景色の中に、ホタテ貝を敷きつめた白い道が数キロに続き、青と白と緑のコントラストが美しい。
思ってもない情報が
一度キャンプ地へ戻り、午後からはもう一度オロロンラインへ行き、利尻富士を見ようと思っていた。
森林公園キャンプ場の駐車場へ着くとこれから出かけようとしていたライダーが何人もいた。
その中の一人と挨拶をし、色々と話していると「クッチャロ湖」へ沈む夕陽がもの凄く綺麗だという。
スマートフォンで撮った写真を見せて貰ったが確かに見た事もない夕陽だ。
天気を調べると今日は晴天だが、明日、明後日とあまり良くない。
午後の利尻富士を諦め、サイトを撤収する事に決めた。
もちろん行先は「クッチャロ湖」。
クッチャロ湖には湖畔にキャンプ場もあるというから、運が良ければキャンプサイトから夕陽が見れるかも知れない。
そう、運任せだ!
どうせ明日はクッチャロ湖に寄ろうと思っていたので、早まっただけと割り切り稚内を後にした。
■北海道ツーリング2019Day2:稚内、抜海駅、宗谷岬、宗谷丘陵、はるき茶屋
初めての北海道キャンプツーリングの旅
7月3日(水) 晴れ
小樽港から稚内市まで走ってきたという達成感と、W650の後ろに積載されていた荷物を降ろした開放感があった。
稚内市を見下ろす野営地「稚内森林公園キャンプ場」に設営をしたが、夕暮れまで時間がまだある。
最北の無人駅
行きたい所は数多くあるが、先ずは最北の無人駅「抜海駅」へ行ってみた。
道道106号線から510号線へ入るとすぐにこの駅はあった。
【ツーリングマップルP58B4】
駅舎はどうやら歪んでいる感じだが、木造駅舎は昭和レトロな雰囲気が漂っていて、映画にも使われるのだとか。
最北の無人駅、「抜海駅」を後にして、最北端の地「宗谷岬」を目指す。
宗谷岬
国道238号線を走っていると左には宗谷湾が。
天気が良ければ水平線にはサハリンが見えるというが、この日は見えずじまい。
日本最北端のドナルド、
日本最北端のコンビニ、
日本最北端のの郵便局、、etc
この辺りは「日本最北端の〇〇」ばかりで面白い!
宗谷岬に着くと16:00を回ったというのに、ライダーやら観光客やらが沢山いて、モニュメントをバックに写真を撮る順番待ちだった。
【ツーリングマップルP58G1】
三重県から来たというライダーに写真を撮ってもらう、
とうとう最北の地までやってきたという喜びが込み上げてくる!!
この三重県のライダーとは少し情報を交換し、お互いの旅の武運を約束して別れた。
このままどこかで夕飯を食べてキャンプへ戻ろうかと思ったのだが、明日の朝行く計画地の宗谷丘陵の下見をしてこようと行ってみる。
白い道
道道889号線を走っていると「白い道」への看板があり、道をそれるとホタテの貝殻を敷きしめた「最北の白い道」が牧草地の中にあった。
これが白い道か!!
取り敢えず一枚撮り、明日の朝の撮影にイメージを膨らませておく。
しじみラーメン
さあ、夕飯だ!
稚内市内には、有名な店も多い。
しこしこの日はラーメンを食べたい気分だった。
ラーメン屋も「らーめん青い鳥」か「はるき茶屋」かと悩み、天然しじみたっぷりの
「はるき茶屋」にした。
【ツーリングマップルP65C4】
「はるき茶屋」 tell 0162-23-6177
営業時間:11時30分~15時、17時~22時
メニューはこんな感じだが、迷わずに名物の「しじみラーメン」を注文する。
しじみがたっぷりと入っていて、麺も美味しかったがスープが絶品だった。
何故かご飯が食べたくなり、お握りを注文し、残ったスープと一緒に食べる!
美味い!!!
しじみの出汁が効いていて、お握りとよくあう!!!
スープは全て飲み干したが、スープだけお代わりしたくなるくらいに美味かった!
お腹も一杯になり、セイコーマートで酒を買ってキャンプ地へ着く。
明日の朝が楽しみだった。
2019年7月3日(水)
走行距離:485km
支出:ガソリン¥2,238
飲食¥2,608
雑費¥2.219
合計:¥7,065
総計:¥32,087
■北海道ツーリング2019Day2:オロロンライン、オトンルイ風力発電所、道道106号、稚内市
初めての北海道キャンプツーリングの旅
7月3日(水)曇り
フェリーでの夜を早く寝たせいか2:00に目覚ましを掛けるも、30分も早く目が覚めてしまったようだ。
また寝ようとしたが4:30には小樽港に着くのでそのまま起きていることにした。
外を見ると雨は降ってないが、雲が掛かっていて寒そうな気配だった。
北海道上陸
小樽港に着いたのは予定通り朝の4:30だった。
オートバイが船から出るのは最後らしく、船の中で皆気持ちが高ぶっている。
自分も荷物を積み、ルートの確認をし下船のアナウンスを待つ。
オートバイの数を数えてみると45台だった。
45台それぞれがこれから、北海道を旅するのだなと…。
船を下り路面が濡れていない事を確認し、北上開始する。
今日の目的地は最初の野営地である稚内だ。
先ずは朝食をとセイコーマートでお握りとホットコーヒーを買い、腹ごしらえをしながらルートを考える事にした。
小樽から国道5号線、札幌を国道337号線、岩見沢市内の国道12号線と走り、「日本一長い直線」29kmを北上する。
日本一のひまわり畑がある、雨竜町の「ひまわりの里」へ寄ったがまだ咲いておらず、留萌市から日本海へ出る。
オロロンライン
いよいよオロロンラインだ!
左に日本海を見ながら、ひたすら国道232号線を走る。
天塩の辺りで国道を逸れ、サロベツ原野の道道106号線を走っていると遠くに風車群が見えてきた…。
これが、「オトンルイ風力発電所」か。。
【ツーリングマップルP56C4】
キレイに並んだ風車群に驚きながらも、晴天だったらどんなに絶景かと想像する。
更に道道106号線を北上すると左手に「N」のモニュメントが見えた!
北緯45°のモニュメント。【ツーリングマップルP56C4】
最北の地までは、あと僅かだという安堵感すらあった。
道道106号線を北上し、稚内市へ入る。
色々と回りたい所はあるが、先ずは今夜の野営地で設営完了をしようと「稚内森林公園キャンプ場」へ急ぐ事にした。
「稚内森林公園キャンプ場」へ着いたのは14:30頃。【ツーリングマップルP65B3】
ここは稚内市街地の外れの公園、その高台にある。
キャンプ場の事には後程詳しく触れることにして、とにかく無料でこのクオリティは凄いとしか言いようが無かった。
既に何組かのキャンパーがいたが、なるべくオートバイに近い所に設営する事にした。
設営が終わり身軽になったところで、最北端の地「宗谷岬」へと出発した。
■北海道ツーリング2019 Day1:新日本海フェリー
初めての北海道キャンプツーリングの旅
7月2日(火) 曇りのち晴れ
予定より1時間近くフェリーターミナルに着いたが、熱い!!
気温も高く、フェリーを待つライダーも熱く、皆の熱気が伝わってくる!!
「早く、早く船内に入りたい!」
係員さんの合図とともにエンジンをかけ待った。
ドキドキしながらも、やっと船内へ入れた。
乗船は自衛隊、貨物、オートバイの順だった。
船内停車時は
「ハンドルはロック、ギアはロー」
これが船内停車の鉄則です。
そして、客室へ…。
ここで一つ注意事項ですが、出航すると自分のオートバイへは戻れない為、船内でも使う備品は持って客室へ。(着替え、スリッパ、歯ブラシ等)
フェリー用にキャンプ時のシューズをと取り出せん場所に置いておいたのに、、テンション上がっていてわすれる。
帰りの便は気を付けようと心に誓う。。
上の写真がツーリストの部屋。
ツーリストSだとTVも付いてるらしいが、寝るだけだしツーリングマップルを見てるしと思い、ワンランク下を予約。
コンセントも付いてるし、思っていたより広いし、不便は何一つ感じなかった!
部屋で着替え、早速風呂へ入り生ビールを飲む。
旅の無事を祝い乾杯!!!
続けてデッキへ行きまた乾杯!!
北海道限定のサッポロクラシック、飲みたかったぞ!!
船内はホテルのような装いで、落ち着いて過ごせそうだと思った。
朝早かったせいもあり(飲みすぎたせい)早々に寝ることに、、。
明日の4:30には北海道だ!!!
寝る前には耳栓。
船内で寝るのに隣や上下の人のイビキ、足音で寝れないという情報を貰っていたので、今回の旅の為に耳栓を買い持ってきた。
この耳栓、米軍も使用しているというMOLDEX社の使い捨ての耳栓。
潰しながら耳に入れると、耳の中で膨らむという優れものだ。
Amazonで買ったのだが5set入って数百円だった。
旅のお供には是非とも持っていきたい。